突然ですが、ボーナスたくさん貰ってますか?
あ、もちろん会社のボーナスじゃなくてオンカジのボーナスの方です。
入金額の50%とか100%とか貰えるので、結構嬉しいですよね。
でも出金するためには賭け条件を満たさないといけないので、出金できないことも結構あります。
というわけで、今回の記事では「賭け条件は何倍までなら収支がプラスになるのか?」を、数学をちょっぴり使って検証していきたいと思います!!
ボーナスの賭け条件消化に失敗するとムカつきますよね。ムカついて、アツくなって追い金してさらに溶かす・・・みたいなこともよくあるケースだと思います。
でもこの記事を読めば、「そもそも勝ち目の薄い戦いに負けただけ」というふうに割り切れると思います。
さらに、「おいしいボーナス」と「普通のボーナス」、「手を出してはいけないボーナス」の見極めも出来るようになるはずです。
この記事の内容
入金ボーナスの検証
入金ボーナスは、「入金額の◯◯%」というふうに付与されることが多いです。
でははじめに、モデルケースを考えて検証してみます。
ケーススタディ:50%入金ボーナス・賭け条件25倍
$1,000入金して、50%の入金ボーナスをもらったとします。ボーナス規約に書いてある賭け条件は25倍でした。
ということで、必要なべット金額は
($1,000 + $500) × 25 = $37,500
となります。
さて、このボーナスは利益が期待できるのでしょうか?検証スタートです。
RTPとは?
検証するうえで必要となるのがRTP(Return To Player)です。還元率、ペイアウト率とも呼ばれます。
RTPとは簡単に言えば、べット金額に対する払い戻し額の割合のことですね。
たとえばRTPが95%のスロットで$1,000べットしたら、払い戻しは$950になるということです。
検証では、「平均的にこれくらいの収支になるはず」というのが知りたいので、理論値であるRTPは使えます(使います)。
賭け条件達成時の収支は理論上アツいのか、寒いのか!?
RTPを使えば、ボーナスの賭け条件達成時にどれくらいの収支になっているかが分かります。
オンカジのスロットのRTPは96%が平均と言われることが多いようなので、ここでは96%とします。
今回のケースでの賭け条件は $37,500 なので、無事に賭け条件を達成した時点でのべット総額も$37,500です。
RTPは96%なので、$37,500のべットに対する払い戻し額は
$37,500 × 96% = $36,000
$37,500賭けて$36,000しか払い戻されてないので、収支は -$1,500のマイナスです。
入金した$1,000とボーナス$500がちょうど無くなってしまいました😭
入金したのは$1,000ですので実際の収支は-$1,000ですが、$1,500失った気分になりますよね。
こんな感じで、ボーナスの比率やRTPなどの設定を変えると、同じように色んなケースの検証が出来ます。でも、いちいち計算するのはかなり面倒。
収支がプラスとなる賭け条件の「条件」を求める
やりたいのは、「入金ボーナスの比率が◯◯%でRTPが●●%のとき、賭け条件が何倍以下なら利益が出る」というのを一発で出すことです。
そのためにちょっと数式を作るのですが、各文字の意味は以下の通りです。
- M:入金額(Money)
- b:入金額に対するボーナスの比率(bonus)
※ 50%なら0.5、100%なら1.0 - r:スロットの想定RTP(還元率)
※ 0 < r < 1 - x:出金のための賭け条件倍率
ステップ・バイ・ステップで1つずつ考えていきます。
貰えるボーナスの額
もらえるボーナスの金額は、入金額にボーナスの比率をかけると出ます。ということで、
ボーナス額 = b × M = bM
出金するための必要賭け金額
出金するには、入金額とボーナス額の合計に賭け条件倍率をかけた金額だけべットしないといけません。ということで、
必要賭け金額 = (M + bM) × x = (1+b)Mx
想定される損失額
例えばRTPが95%の場合、$100賭けると$95の払い戻しで$5のマイナスです。
こんな感じで、ベット額に(1 – RTP)の比率を賭けると想定される損失額が出せます。ということで、
想定損失額 = (1+b)Mx × (1-r) = (1+b)(1-r)Mx
利益が出るための条件
出金条件達成時に利益が残っているためには、損失が入金した元本に割り込んでなければOK。損失額が貰ったボーナス額よりも小さければセーフです。
つまり、「損失額 < 貰ったボーナス額(=bM)」が、利益が出るための条件です。ということで
(1+b)(1-r)Mx < bM
この式(不等式)を、x < 〇〇 という形に変形します。
これで、「xが◯◯より小さければ利益が出る」という意味の数式の完成です。↓
50%ボーナスの検証
まずは50%ボーナスです。入金額に対するボーナスの割合のbは0.5なので、それを先程の式に代入します。
これで準備は整いました。あとはr(RTP)に数値を入れていけば、賭け条件がどれくらい低ければよいか?が分かります。
- r=0.95:RTP95%のとき
→ x < 6.66666…倍 - r=0.96:RTP96%のとき
→ x < 8.33333…倍 - r=0.97:RTP97%のとき
→ x < 11.11111…倍 - r=0.98:RTP98%のとき
→ x < 16.66666…倍
のような結果になりました。
スロットの平均RTPは96%くらいですから、50%の入金ボーナスで利益を出すためには、賭け条件は8倍より小さくないといけません。
結構厳しいですよね(もちろん、大当たりを引いてRTPが100%超えたら文句なしで利益が出ます)。
ちなみに、グラフにすると以下のようになります。↓
賭け条件でよく見る倍率は20倍ですが、20倍のときに利益を残すためのRTPは約98.3%でした。
100%ボーナスの検証
次は、入金額の100%のボーナスを貰える場合。b=1を代入します。↓
50%ボーナスのときと同様に、rに値を入れて計算すると・・・
- r=0.95:RTP95%のとき
→ x < 10倍 - r=0.96:RTP96%のとき
→ x < 12.5倍 - r=0.97:RTP97%のとき
→ x < 16.66666…倍 - r=0.98:RTP98%のとき
→ x < 25倍
という結果になりました。
RTP96%ですと、賭け条件は12倍以下なら利益が残ります。
「100%ボーナスで賭け条件10倍」というオファーは少ないですが、たまに出現するので見逃せません。
グラフはこんな感じになりました。↓
150%ボーナスの場合
初回入金ボーナスなどでたまに見かけるのが、150%入金ボーナスです。ボーナス上限額が設定されていることも多いですが、太っ腹なボーナスであることは間違いありません。
ということで、b=1.5を代入します。↓
同じように、RTPのrに数値を代入して、利益が出るような x(=賭け条件)の条件を求めます。
- r=0.95:RTP95%のとき
→ x < 12倍 - r=0.96:RTP96%のとき
→ x < 15倍 - r=0.97:RTP97%のとき
→ x < 20倍 - r=0.98:RTP98%のとき
→ x < 30倍
RTP96%のときは、賭け条件が15倍以下なら利益が出る計算です。
グラフは以下のようになりました。↓
入金ボーナスで利益が出せる賭け条件は?
ここまでで、スロットの平均RTP96%で払い戻しを受けた場合に利益が出るような賭け条件が求まりました。
もう一度まとめてみます(端数は切り下げ)。
50%ボーナス → 8倍以下
100%ボーナス → 12倍以下
150%ボーナス → 15倍以下
ふつう、入金ボーナスの賭け条件は20倍前後が相場なので、RTPが96%前後では利益は出せないことになります。
たまに「賭け条件10倍」とか「賭け条件5倍」などという神ボーナスが登場しますが、利益確定案件なので見逃しちゃいけないです。
このへんの情報収集法については、さいごにお話します。
フリースピンボーナスの検証
オンカジで貰えるボーナスにはもう一種類あります。それは、入金するとフリースピン(FS)が貰えるタイプのやつです。
たとえば、「$200の入金で、$0.5ステイクのFS100回進呈!」みたいなやつですね。
例えば、FSを100回回して$100の勝利金をGETしたとします。
ボーナスの賭け条件が20倍なら、これを出金するには勝利金$100の20倍=$2,000のべットが必要になります。
FSボーナスで利益が出るための賭け条件の「条件」
入金ボーナスのときと同じように、FSボーナスで利益が出るような賭け条件の水準を調べていきます。入金ボーナスよりも簡単です。
FSで得た勝利金:w 、RTP:r 、賭け条件の倍率:x とします。
出金するために必要なベット金額は、勝利金×賭け条件の倍率です。ということで、
必要賭け金額=w × x=wx
となります。
想定される損失額はべット額に(1-RTP)をかければ求まります。ということで、
想定損失額=wx × (1-r)=w(1-r)x
利益で終えるには、FSボーナスで得た勝利金よりも損失額が小さければOKです。ということで、
w(1-r)x < w
この式を、x < ◯◯ という形に変形します。これで、「xが◯◯より小さければ利益が出る」という意味の数式になります。↓
さっきよりもシンプルになりました。FSで得た勝利金(w)は式から消えました。ということは、FSの勝利金の大小と、利益が残るか?残らないか?は全く関係ないということです。
さっそく r(RTP)の値を入れて計算してみると・・・
r=0.95:RTP95%のとき
→ x < 20倍
r=0.96:RTP96%のとき
→ x < 25倍
r=0.97:RTP97%のとき
→ x < 33.33333倍
r=0.98:RTP98%のとき
→ x < 50倍
という結果に。
そうなんです。FS勝利金に対する賭け条件も20倍~30倍が相場なので、RTPが96%前後に落ち着けば十分に利益が残せるということです。
入金ボーナスの場合は「入金額+ボーナス額」に賭け条件倍率がかかるのに対して、フリースピンボーナスの場合は賭け条件をかけるのはFS勝利金のみ。
ちなみに、オンカジサイトによっては、初回登録ボーナスを「100%入金ボーナス」か「フリースピン100回分」か選べるところもあります。
これまで僕は「FSの結果がショボかったら嫌だし、確実に貰える50%ボーナス一択だな!」と思ってたんですが、実は不利だったみたいです。
賭け条件倍率がどの金額にかかるか?はオンカジサイトごとに異なります。必ずボーナス規約を事前に確認のうえで実践してください。
有利なボーナスの見極め方のまとめ
ここまでの内容をもう一度まとめておきます。
【利益が残せる入金ボーナスの賭け条件の水準】
50%ボーナス → 8倍以下
100%ボーナス → 12倍以下
150%ボーナス → 15倍以下
【利益が残せるFSボーナスの賭け条件の水準】
→ RTP96%を想定するならば25倍以下
通常レベルの賭け条件20倍とかの入金ボーナスをやるなら、「ダメでもともと。大きいの引いたらラッキー」くらいの心持ちで消化するのが良いと思います。
こんな感じで考えれば、「ポピンしてアツくなって追い金してさらに溶かす」みたいな最悪の事態は防げるはずです。
高RTP・低ボラのスロットを低額べットで回そう
ここまでの検証は、「プレイしたスロットの払い戻しが、RTP96%周辺に落ち着く」という前提で行いました。
払い戻しがこの水準よりも低すぎると、当然ですが利益は全然出ません。ポピンします。
逆に払い戻しがこの水準を上回れば、ガッツリ利益が出せます。
せっかく条件の緩いボーナスをGETできても、べット額に対する払い戻しの比率が低すぎて、理論値である96%(RTP)に全然届かない場合、利益は出ません。
では、どうやったら96%周辺に落ち着かせることができるか?ですが、3つポイントがあります。
- 高RTPのスロット機種をプレイする
- ボラティリティの小さい機種を選ぶ
- できるだけ低額べットで回す
の3つです。
RTPが高いスロット機種を選ぼう
まず、数あるスロットの中から、出来るだけ高RTPの機種を選んでプレイします。
高RTPの機種については、ネットやツイッターで調べると色々と情報収集できます。
また、他のオンカジサイトで禁止ゲームとなっているような機種も狙い目です。ボーナス消化に使いやすいから禁止されているからです。
ボラティリティの小さいスロットを選ぼう
次に、ボラティリティ(ボラ)の小さいスロットを選ぶことも大切です。
ボラとは、簡単に言えば「波の大きさ」のことです。同じRTP96%の台でも、機種によってボラは違ってきます。
100人のプレイヤーがヨーイドン!で同じスロットを回したとします。各プレイヤーには、①②③④・・・と番号を振っておきます。
ボラの大きいスロット(RTP96%)では、各プレイヤーのべット金額に対する払い戻し額の比率はこんな感じにめっちゃバラけます。↓
①90% ②168% ③24% ④59% ⑤313% ・・・
めっちゃバラけるけど、平均すると96%あたりに落ち着きます。
一方、ボラの小さいスロット(RTP96%)では、そこまでバラけません。↓
①89% ②105% ③97% ④92% ⑤110% ・・・
みたいな感じです。これも平均すると96%周辺になります。
この例え話では人ごとの結果のバラツキ(波)で説明しましたが、期間でも同じことが言えます。
期間①、期間②、期間③、・・・のように。
高ボラの機種では「先月はみんな爆勝ちしたけど、今月はまじでショボい・・・」みたいなことが起きます。逆に低ボラの機種では、全期間を通じて波が小さく安定しています。
このように、ボラティリティの大きなスロットでプレイするとバラツキ(波)が大きいので、運が悪いと緩い条件のボーナス消化でも利益が出せなくなってしまいます。
逆に低ボラのスロットではバラツキが小さいので、そのリスクが低減されます。
「どのスロット機種のボラティリティが小さくて、ボーナス消化に向いているのか?」は、やはり情報収集しかありません。あとは自分で実践し続けて体感するか。
情報収集については次(さいご)のチャプターでお話します。
できるだけ低額べットでたくさん回そう
高RTP・低ボラの機種でプレイしても、資金に対してべット額が大きすぎると簡単にポピンしてしまいます。
たくさん回すには、べット額を小さくするしかありません。
僕が所属しているコミュニティー「オンカジ必勝倶楽部」の実践報告を見ると、ボーナス消化成功させまくっている方々はみんな$0.2とか$0.4とか、低額べットでぶん回しています。
神ボーナスの情報収集はこうやる!
「賭け条件10倍」「他のオンカジでは禁止の高RTP機種が消化に使える」「FSのステイク(べット額)が明らかに高すぎる。多分ミス。」
みたいな神ボーナスの情報は、自分でGETするしかありません。
おすすめの情報収集の方法は
- オンラインコミュニティ
の2つです。
まず、Twitterでは毎日鮮度の良い情報があふれています。眺めていると「お!」というようなボーナスの情報がたまに見つかります。
Twitterやってない方はアカウント作って情報収集しましょう。
もう1つは、オンラインコミュニティです。というか、オンカジ必勝倶楽部です。
オンカジ必勝倶楽部では、毎月必ずと言っていいほど「神案件」を探し当てるメンバーが現れます。
で、すぐに情報提供してくれます。しかも、実践報告で具体的なスロット機種や注意点なども共有してくれます。
こういう情報だけでも、入会金(1万円ポッキリ)をはるかに上回る価値があります。
最新の情報だけでなく、コミュニティーの過去ログにも数万円GET出来る情報が普通に書かれています。今でも有効な情報です。
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